麦わら映画日和。

まったり映画を観ていこー!!

【映画】人間vs巨大蜂‼スタング/人喰い巨大蜂の襲来【ネタバレ・感想】

【あらすじ】

ケータリング会社で働いているポールとジュリアは郊外の屋敷で行われるパーティーの仕事を受ける。

  

上に載せたあらすじはAmazonプライムビデオのあらすじなんだけど、短すぎん??

せめて「そこに巨大な蜂が現れて今世紀最大の悲劇が起こる…!!」みたいな蜂の宣伝したほうがいいと思うのだけど。

 

まぁそんなことは置いておいて、B級感漂うタイトルのスタング。スタング(stung)は針の意味のスティンガー(stinger)の動詞の過去形で、意味は刺された、刺したみたいな感じかな。蜂のことを指してるわけだね。

 

映画の存在も知らなかったし、タイトルも聞いたことないけど、

2016年の映画でジャンルはホラー。

 

昆虫が巨大になるとサメやヘビや人間よりも脅威になると言われているから、それらの映画と比べてどれだけ恐ろしいのか、そしてB級映画にありがちな雑CG、雑脚本はあるのか、観ていきたいと思います(*'ω'*)

 

 

【ストーリー(ネタバレ含む)】

 

父親の死後、経営者としてケイタリング会社を受け継いだジュリアとその社員であり、ジュリアに想いを寄せるポールは郊外の屋敷で行われるパーティーの仕事を受け、車で向かった。主催者はシドニー・パーチという男性で近所の人たちが集まるという。パーティーの準備をし、ポールはバーテンダーとして来客にお酒を配っていた。順調に行われていたが、突如パーティー会場に悲鳴が響き渡る。皆が駆けつけるとそこには何かに刺されて倒れた男性がいた。男性を運ぼうと体を持ち上げようとしたとき、土の中から大量の蜂が出現し、会場はパニックになる。

 

家の中に逃げ込もうとするが、多くの人が蜂に襲われ倒れてしまう。ポールとジュリアも家に避難しようとしたとき、蜂に刺された女性の体から人の大きさほどもある蜂が現れる。その女性からだけでなく、会場にいた蜂に刺された大勢の人の中から巨大蜂が現れ犠牲者が増えていく。ポールとジュリア、市長とシドニーとその母親と家政婦のフローラがなんとか巨大蜂から逃れ家の中に避難することが出来た。

 

電話も通じず、地下室に籠城しようとした時、シドニーの母親から巨大蜂が生まれ出し急いで逃げるが、今度は家の壁を巨大蜂の針が貫通してフローラが殺されてしまう。残った四人は家の中に侵入し始めた巨大蜂から逃げなんとか地下室に逃げ込むことに成功する。酒蔵にもなっていた地下室でしばらくワインを飲みながら休んで話し込んでいたが、そこでシドニーは巨大蜂が突如現れた原因は成長ホルモンを混ぜた肥料をシドニーが作り、そのせいで蜂が突然変異を起こしたという。ポールたちの車でここから脱出しようと考えるがポールは会場で鍵を落としてしまっていた。ジュリアが心配する中、一人で探しに行くポール。なんとか隠れながら落とした鍵を見つけたポールだったが、途中でその家で飼われている犬のパーシーを見つけるが、パーシーの体からも蜂が生まれ、食べられそうになるがなんとかアイスピックで蜂を殺し、鍵を持って地下室へ向かう。

 

ポールを待っている三人だったが、市長はシドニーの異変に気付く。すると蜂に刺されたことを黙っていたシドニーの肩から蜂が生まれてしまう。そこへポールが駆けつけ、棚を倒してシドニーを下敷きにし、急いで三人で車へ向かう。

 

家の中はまるで蜂の巣のような状態になっており、家を徘徊する巨大蜂から隠れながら恐る恐る進む三人。しかし固く閉ざされた扉によって行く手を阻まれ、そこに現れた巨大蜂により市長が食べられてしまう。ポールとジュリアは迫りくる巨大蜂から走って部屋に逃げ込み、扉をテーブルで押さえてなんとか逃れたが、そこの窓からは逃げられず、さらに巨大蜂が扉をぶち破るが、ジュリアが椅子で叩き潰し、巨大蜂を殺すことに

する。そしてついに外に出ることが出来た二人だったが、まだ巨大蜂の恐怖は終わっていなかった。外を走って逃げる二人を追ってきた巨大蜂にポールは刺され、ジュリアも吹き飛ばされて気を失ってしまう。

 

ジュリアが目を覚ますと、そこには巨大蜂もポールもおらず、悲しみに打ちひしがれ泣いていたが、ポールの悲鳴が聞こえ、そこに向かうのだった。ポールは肩に蜂を寄生させたシドニーによって捕らえられていた。それは女王蜂から生まれた幼虫の餌にするためでだった。幼虫がポールのことを食べようとしたその時、電動ドリルを持ったジュリアが現れ、シドニーを電動ドリルで貫き、ポールを解放し、幼虫を人質に取ってそこから逃げ出した。役に立たなかったシドニーを殺した女王蜂はポールとジュリアを追いかけてくるが、逃げる最中にガスを充満させた部屋に幼虫を置き、火を放って爆発させ屋敷もろとも巨大蜂を駆除することに成功する。車で逃げ、安堵する二人だったが、爆発で燃えたまま巨大蜂が追ってきていた。執拗に追ってくる巨大蜂だったが車で巨大蜂ごと木に突っ込むで殺すことができた。

 

死にかけの二人だったが、そこへ救急隊が到着し、治療を受け、今度こそもう安心だと思ったところに巨大蜂が現れる。それは牛から生まれた巨大蜂だった。そう、巨大蜂はあの屋敷にいたやつだけではなく既に広範囲に発生していたのだった…。

 

 

 

 

【感想・レビュー・考察】

 

タイトルのB級映画感とは違って映像が綺麗というか、蜂が出てくることなんか忘れちゃうくらいそこそこ良い感じのホラー映画っぽい!映像の綺麗さもあってか、全体的に観てもB級映画っぽさはなくてスマートな映画にしようとしたのかなって感じ。まあ蜂が出てからはその良い感じの映像美が無駄になり、いつも通りのB級映画になるわけだけれども。でもそれでも所々目立つ雑な脚本に目を瞑れば、登場するキャラクターとか

シーンとかは全然チープな感じがしなくて良かったと思う!

 

 

脚本はうーんてとこも結構多かったかなー。

ジュリアが初対面巨大蜂を軽く蹴っ飛ばす所はB級映画らしい「なんじゃそりゃ」な展開その一。

んでその後地下室に逃げ込んで、なぜかそこからまったりタイムが始まる。観てる側としては、蜂が出てきた!!人がどんどん殺されていく!!どう逃げるんだ!!みたいなやっと出てきた蜂にワクワクしてるんだけど、もう休むんかーいって思ったよね('ω')笑

 

それに不真面目でチャラ男的なキャラクターで登場したポールがその地下室に入ったくらいの所で、勇気があってかっこいいキャラに仕立て上げようとする市長。もっと色々あった後の地下室でその展開ならわかるけど、正直中身すっからかんで急にそんな展開になってもなんかついていけないよ(+_+)

まだ全然ポールの好感度おれの中だと低いまんまだったもん笑

 

それに車の鍵探してくるって飛び出すのは流石にありえんと思うし、脚本によって人物が動かされてる印象をもろに受ける。それだけで脚本良くないって映画全体の評価が下がってしまうかなぁ。

 

蜂に刺されてから人の体から出てくるの早すぎるし、急にあんな巨大化するし、その辺も雑すぎて気にくわんよね。ただ肥料に成長ホルモン混ぜただけなのに。

 

 

地下室から出てコソコソ隠れながら進むあのドキドキ感あるシーンをもっと増やしてほしかった!!!限りある映画の時間内に上手く盛り上がる脚本を盛り込めればもっと良かったかなぁ。あともう少し巨大蜂特有の恐ろしさとかあればなーといった所。

 

 

 

といういことで、一見映像が良くて質の高そうな映画だったけど、それが活かせず終わってみれば中身もすっからかんな気がするし、あんまおすすめ出来る映画ではないかなぁ。B級映画好きにもおすすめ出来ない。この映画で友達と盛り上がる話なんて絶対できんと思う(*'ω'*)

 

【評価】

★☆☆☆☆

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