【映画】ランペイジ巨獣大乱闘【感想/あらすじ/ネタバレ】

テレビCMもバンバンしてて、それを観てる限りは面白そうだなと思ってたランペイジ！ランページかと思ってたらランペイジ！

「rampage」の意味は「大暴れ」だそう。どれだけ大暴れするのか…！！観ていこー(*'ω'*)

【あらすじ】

ある遺伝子実験の失敗によって、ゴリラ、狼、ワニなどの動物たちが巨大化してしまった。しかも動物たちの巨大化は止まらず、その姿はもはや怪獣と化してしまう。巨大化が止まらない怪獣たちはある場所を目指して、北米大陸を破壊しながら横断をしていく。やがて一か所に集結した怪獣たちは、街を舞台に大乱闘を始める。崩れ落ちる高層ビル群。逃げ惑う人々。軍隊も出動するが破壊を止めない怪獣たちには銃もミサイルも効かない。怪獣たちの目的は一体なんなのか？彼らはどこまでデカくなるのか？人間は地上最強の生物となってしまった怪獣たちの大乱闘を止めることが出来るのか？

【登場人物/キャスト】

デイビス・オコイエ/ドウェイン・ジョンソン

巨大化してしまったジョージの友達であり主人公。元特殊部隊員だったこともあり高スペックで女にもモテる。筋肉は正義。

ケイト・コードウェル/ナオミ・ハリス

元エナジン社の研究員で巨獣事件解決の為にデイビスに力を貸す。

クレア・ワイデン/マリン・アッカーマン

巨大化の原因となる遺伝子サンプルを作った一人であり、偉そうだが特に活躍することなくゴリラに食べられる悪役。

ハーベイ・ラッセル/ジェフリー・ディーン・モーガン

政府の捜査官。デイビスとケイトをサポートする。Ｉ’ｍ ニーガン。

ブレット・ワイデン/ジェイク・レイシー

クレアの弟で落ち着きがなく、弱腰。姉の言う通りに行動する。

【その他情報】

2018年の映画で興行収入は4億2802万ドル。日本では5億円。

Amazonプライムでの評価は2,757のレビューがありながら☆４とかなりの高評価。ただ世界的にはそこまで評価は高くない模様。

【良かった所】

映像がめちゃくちゃ綺麗で、巨獣達が高層ビル街で暴れまわる所はアベンジャーズ並みに迫力があって良かったと思う！特に巨大化するゴリラ、狼、ワニのリアルさとか、かっこよさとかがキングコングの映画を手掛けた監督だけあって流石だなと。ビル壊しまくる所なんか映画館で観たら相当迫力あって楽しめたんだろうなぁ！

あとはストーリーがテンポ良く進んで何も考えずに楽しめる系映画になってて、子供も十分楽しめると思う。

【微妙だった所】

主役を演じるドゥエイン・ジョンソンがいるからそう感じるのか、続編のジュマンジとかセンターオブジアース２みたいな系統のギャグがちょくちょく入るのが少し気になったかな。自分があのノリがそんなに好きじゃないから気にしちゃうだけだとは思うけど、それのせいで若干B級映画感が出ちゃってる気もする。小さい子供も楽しめるようにそういう要素も入れてるのだとは思うけど。一級品の迫力ある映像なだけに、そのギャグ要素というかコメディ要素が、キングコングやアベンジャーズ、パイレーツオブカリビアンみたいな一流映画と差になる所かな。逆にそういうのが好きな人にとっては違和感なくてより好きな映画になると思う。

まぁただそんなことはそこまで気にするほどの作品の欠点ではなくて本題はこっち。

キャラクター全体の設定とか扱いが雑かな。ストーリーのテンポを良くする為なのか、楽に映画を楽しむ為なのかもしれないけど、人物関連の脚本の粗が目立つ印象。

特にケイトの設定とか登場の仕方とかがとってつけたような雑な設定な気がするのは自分だけだろうか…。なんか違和感がぬぐえない。

あとは敵キャラクターの魅力のなさ。秘密裏に巨大化の原因にもなった危険な遺伝子研究をしてた…まではいいんだけど、そこから悪役のワイデン姉弟のやりたいことがよくわからないし、特に主人公に対しての存在感もなく、正直「こいつらいる？」っていうレベル。いっそのことこの敵役の設定を変えて怪獣vs人間みたいなスッキリした設定の方が良かった気がするし、悪役の人間を出したいなら、頭脳明晰で冷酷でクールな人が怪獣を操って世界を破壊しようと企み、ゴリラの乱心を解いた主人公とゴリラがタッグを組んでそれに立ち向かうみたいな悪役の存在感があるストーリーの方が良かったかな。

クレアは切れ者で冷酷な女みたいな雰囲気醸し出してるけど、偉そうにしてるくせに結局何も成功してないし、無能っぷりがすごい。シグナル出して巨獣をおびき寄せて軍に対処してもらってから巨獣の血液を採取しよう！ってのも「ん？」って感じだし、二人だけ逃げ遅れて結局死ぬし、一体何がしたいのか…。

【まとめ/評価】

個人的にはキングコングの方が好きだし完成度は高いと思うけど、ランペイジもゴリラの完成度が高いし、ゴリラと人間の友情も描かれ、怪獣との迫力ある戦闘が観れるからゴリラ好きも十分楽しめると思う。人物関係の脚本が気にならないならアベンジャーズとかトランスフォーマーみたいな迫力あるアクション映画が好きなら評価高いんじゃないかな。個人的には全体的に出来はいい作品だとは思う。

8.0点/10点満点