麦わら映画日和。

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【映画】ホラーの傑作!死霊館、アナベルSeries【感想】

《全シリーズ紹介》

死霊館シリーズの最新作『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』が10月1日㈮に公開予定!それを観る前にはちゃんと今までの作品は観ておきたいって思ったんだけど、死霊館アナベルシリーズってめちゃくちゃ作品が多い!そしていまいち順番がわかりにくい!ってことで公開日順に並べて簡単に一気にレビューしていきたいと思います(*'ω'*)

 

 

死霊館(2013) 興行収入3憶1439万ドルf:id:mugiwara-k:20210921101516p:plainf:id:mugiwara-k:20210921101356p:plain

【あらすじ】1971年。超常現象研究家で名高いウォーレン夫妻の元に5人の娘を持つペロン夫妻が助けを求めて訪ねてくる。ペロン一家が引っ越した先には、ウォーレン夫妻をも恐怖させるほどの邪悪な魔女の悪霊が待っていた…。

【感想】自分の中では「GET OUT」に並ぶホラー映画の傑作。怖さとかおぞましさとかもあるけど、この映画の良さはそこじゃないんよね!何も悪くない幸せな家族と良い人過ぎるウォーレン夫妻vs凶悪な魔女の霊。この壮絶な戦いの中で家族を想う気持ちで魔女に打ち勝つラストには感動する!怖さで言ったらもっと凄い物とかあるだろうし、人によっては物足りないかもしれないけれど、怖さもありつつ、ストーリーがここまで完成させられてる作品はなかなかないんじゃないかな。観た後の心地よさ、満足感が得られるホラー映画は珍しいと思う。ホラー映画苦手な人にもおすすめできる!シリーズの中でも一番好き!

【評価】★★★★★

 

アナベル 死霊館の人形(2014) 興行収入2億4419万ドル

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【あらすじ】1970年。ジョンとミア夫婦は子供を授かり幸せな生活を送っていた。そんなある日アンティーク人形が好きなミアの為にジョンがプレゼントした人形、それが〝アナベル〟だった。それからミアの身に恐怖の出来事が起きるようになる…。

【感想】死霊館」の前の話で、アナベル人形の最初の話。こういう映画のせいなのか本能的なものなのか、アンティーク人形とかフランス人形とか日本人形とかって怖い!この作品もその恐怖心を存分に煽ってくるから怖いんだけれど、死霊館を観た後だとちょっとストーリーが物足りない気もするし、ワンパターンな印象を受けてしまう。つまらないとかってことはないけどね。結末が悪魔を倒した訳じゃなくて身代わりになってくれて躱しただけだから、感動的ではあったんだけどスッキリした終わりになってないからかもしれない。

【評価】★★★☆☆

 

死霊館 エンフィールド事件(2016) 興行収入3憶2039万ドル

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【あらすじ】1976年のアミティビル事件から1年後。ロンドンのエンフィールドという街で母親と4人の子供が住む家で実際に起こった〝史上最長期間続いたポルターガイスト現象〟として歴史に残った事件に挑むウォーレン夫婦。数々の心霊事件を解決に導いてきた彼らの命さえ危険になる凶悪な悪魔と対峙することになる…。

【感想】凄く良かった!死霊館の良さをそのまま引き継いだ続編!前作よりも怖いって思う時間は増えた気がする。そしてストーリーも良くて感動した!涙がこぼれるまではいかなかったけど、うるうるしたし、鼻水出るくらいまではいった!笑

前作からそうだけど、ウォーレン夫婦の魅力がこの映画の良さだよね。悪魔と戦うウォーレン夫婦が心優しくて人として凄いし、身を削って戦う姿、互いを想い合う姿に本当に感動する。やっぱこの感覚は他のホラー映画にはないんよなぁ。しかもこれが実話だという事実。EDの実際の幽霊との会話の録音テープを聞いたけど、怖い。現実にこんなことがあるなんて、ウォーレン夫婦みたいな人がいないとどうしようも出来ないよね。。

作中では割と幽霊に対して信じる人が多いなと思った。もちろんウォーレン夫婦も演技だと言われたり、家族のことを疑う人も出てきてはいたけど、信仰心があるからか多くの人が幽霊を信じている気はしたね、隣の家の人はめっちゃ信じてた優しい人だったし。「おばけが家にいる」って言われても日本はあまり信じる人いなさそう。あんだけ椅子動いたりしたら信じるだろうけどね!笑

霊媒師やら教会組織とかって怪しい人がいっぱいいるから懐疑的になるけど、ちゃんとした人は凄い人たちなんだなぁと改めて思う。前作が好きな人なら満足できる良い映画になっていると思う!前作とどっちが良いかと言われても、どっちも良いからわからない!映画好きなら絶対観るべきだね!

【評価】★★★★★

 

アナベル 死霊人形の誕生(2017) 興行収入3憶579万ドル

【あらすじ】舞台は12年前に幼い愛娘を亡くす悲劇に見舞われた人形師とその妻が暮らす館。そこへやってきた孤児院の6人の少女とシスター。彼女たちはその館にあったアナベルの封印を解いてしまい、アナベルの呪いが次々と襲い掛かる…。

【感想】まだ観れてないので観たら追記します…。

【評価】ーーーーー

 

死霊館のシスター(2018) 興行収入3憶6555万ドル

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【あらすじ】1952年。ルーマニア修道院で一人のシスターが自ら命を絶つ。不可解な点が多いこの事件の真相を探るために教会はバーク神父とシスターの見習いアイリーンを派遣する。二人は決して関わってはいけない恐るべき悪魔のシスターと対峙することになる…。死霊館(2013)、そしてエンフィールド事件へと繋がる封印から解き放たれた悪魔の物語。

【感想】修道院が不気味過ぎて耳を塞いじゃうくらい怖くて秀逸。世間の評価は低いらしいけど個人的には全然悪くなかったと思う。死霊館のような感動要素は一切ないけど、ストーリーは怖さにより振った感じで、今までとは舞台が違うから最初から最後まで不気味さがずっと続いて心臓に悪い。でもそこが純粋な洋ホラーってぽくて死霊館を観てなくても楽しめるホラー映画になっていたと思う。あんなに強いのにさっさと殺さずジワジワといたぶっていくいくのやめて!笑、死霊館を期待するとちょっと期待外れ感はあるかもしれない。フレンチは「死霊館」で出てた人かって話が繋がったのにはおお!ってなった!そして何よりアイリーンが可愛い。

【評価】★★★★☆

 

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019) 興行収入1億2310万ドル

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【あらすじ】1973年のロサンゼルス。ソーシャルワーカーのアンナが担当していた家庭で虐待が行われていると思い、子供たちを保護したのだが、その子供たちはその日の夜に川で溺死体として発見されてしまう。その母親はアンナに「ラ・ヨローナに殺された」と言うのだった。さらにその事件現場でアンナの子供のクリスとサムがすすり泣く女を見たことで、この家族に逃げ場のない恐怖の日々が始まってしまう…。

【感想】アナベル 死霊館の人形」で登場したペレス神父がこの作品にも登場ってだけで、特に死霊館シリーズって感じではなかったかな。死霊館のシスターよりももっと普通のホラー映画っぽいから、より死霊館を期待すると、うーん…ってなるかも。ただ一つのホラー映画としては別にありなんじゃないかなと思う。粗とか雑とかそういう悪い所はなかったし。今回の敵がこのシリーズに登場しているシスターの悪魔っぽいのはちょっと新鮮さがなかったけども。ストーリーの展開がかなり早くて深みはないけど、逆にそのおかげでさくっと観れるホラー映画になってると思う。唯一引っかかったのは、教会のペレス神父に頼んでも許可が下りるまで時間が掛かると言われて、それで頼れるのはラファエル神父だけなのに基本的に信じていなくて、卵のやつ見ても「手品で見たことあるわ」とか言ったり、子供の命が掛かっていて、さらには頼んでる側なのにそんな態度!?とは思った。笑

死霊館シリーズの中では一番別物で死霊館感がないから残念だけど、死霊館のシスターのような不気味さが続くわけでもなく、一番普通のホラー映画をしていて観やすくはあると思う。観て損はない!

【評価】★★★☆☆

 

アナベル 死霊博物館(2019) 興行収入1億3476万ドル

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【あらすじ】超常現象研究家のエドとロレインは自宅の博物館の聖なるガラスケースに圧倒的な悪魔の力を持つアナベル人形を封印した。ウォーレン夫妻が泊りで出掛けることになり、留守番をすることになった娘のジュデとそのベビーシッターのメアリー。そこへウォーレン夫妻のことにとても興味を示すメアリーの友達のダニエラがやってくる。そして二人の目を盗み、今までウォーレン夫妻が封印してきた悪霊たちが宿る品が置かれた禁じられた部屋に入ってしまう。そこでダニエラがアナベルの封印を解いてしまい、博物館に眠る悪霊たちが目を覚まし、恐怖の夜が訪れる…。

【感想】エンフィールド事件からの正当な続編としてウォーレン夫妻はメインで登場しないもののなかなか良かったんじゃないかな。ただ死霊館シリーズとはストーリーや面白さの方向性は変わるかな。この作品だけはウォーレン夫妻もいないし、神父もいないしで一方的にやられっぱなしだから、怖さはシリーズで一番だと思う。この映画を観てなんで死霊館が好きなのかわかった。ストーリーの良さ、感動ももちろんだけど、頼りになるウォーレン夫婦がいるから結構安心感あって観れて、凄い幽霊との対決の面白さでホラーの驚かせる怖さが薄れてるから好きなのかもしれない。って気付かされるくらいホラーしてた…。何回耳からヘッドホンを外したかわからない!笑

今までこのシリーズで霊の被害にあってきた人は、心霊スポットに軽い気持ちで遊びに来た陽キャとかではなく普通の良い人ばかりだったんだけど、今回は完全に自業自得からアナベルの封印を解いたから、今までウォーレン夫妻が身を削って頑張って封印してきたことを知ってるから、どうしても「何してんだよ!!」っていうちょいイラっとする感情が出てしまう。お父さんに謝りたいっていう自責の気持ちがあることがわかったし、嫌なキャラではないし良い人なんだけどね!マイナスな評価はそこくらいで、ガンガン脅かしてきて良い怖さがあったと思う。ホラーが苦手な自分にはちょっときつかったけど…。でもラストのロレインがダニエラにお父さんのことで言ってあげるシーンは感動したね。ロレインさん本当に良い人(*'ω'*)

正直アナベルが人気だからメインで使った映画をまた作りたいから無理やり考えた脚本感は出てる。金に目が眩んだ制作会社の姿が見えるけども、その辺のB級ホラー映画とは一線を画したホラー映画にはなってると思う。アナベル強すぎるし怖すぎるんよ…。

【評価】★★★★☆

 

 

《観るべき順番は?》

自分は特に何も考えず「死霊館」を観てしまったんだけど、公開日順に観れば間違いないと思う。公開日順と作品中の時間軸の順番は違うんだけど、時間軸順に観るよりは、ちゃんと公開日順に観た方が「あの時のこれはここから始まったのか」みたいな見方が出来るからより面白いと思う!製作者もそうやって作ってるしね!

死霊館死霊館 エンフィールド事件→アナベル 死霊博物館』

シリーズの大筋のこの3つを押さえておけばとりあえずOKかな。

あとはアナベル人形やエンフィールド事件で襲ってきた最強の悪魔のシスターの誕生秘話だったりだから、より深く知りたいなら観ると面白いね!

 

最新作も早く観たい(*'ω'*)