麦わら映画日和。

まったり映画を観ていこー!!

映画『透明人間』を観た感想!!観てるこっちも心が休まらない…!!

こんにちは、けいです(*'ω'*)

今回レビューしていくのは2020年公開の映画『透明人間』です!!

原題はそのまま英語にした『THE INVISIBLE MAN』で、Amazonレビューは1,203件あって★3.6と比較的良い評価が多めって感じかな!この映画のことを全く知らなかったけど1,200件もレビューがあるのはかなり人気で有名な映画なのかな?

個人的には透明人間の映画っていうと「インビジブル」を思い浮かべる(・ω・)

あっちは透明人間になった博士が私欲に目覚めて女の子を襲ったり、邪魔な人を殺したり、同僚のおっぱいを触ったりみたいなえっちな要素もありつつ、ジェイソン的なvsキラー要素もあるB級感が溢れる映画だったけど、こっちの透明人間はもっとスリラー作品に寄せた上質な感じ!

どっちも全く違う路線で面白かった(*'ω'*)

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【どんなんだったっけ?って人の為のあらすじ】

富豪で天才科学者エイドリアンの束縛された関係から逃げることの出来ないセシリアは、ある夜に彼の豪邸から脱出を図る。無事に逃げ出し、友人の家に匿ってもらっていたセシリアの元に、エイドリアンは自殺をしたので莫大な財産を相続する手続きのための手紙が届く。しかし、セシリアは彼の死を疑っていた。偶然とは思えない不可解な出来事が重なり、それはやがて彼女の命の危険を伴う脅威となって迫る。セシリアは「見えない何か」に襲われていることを証明しようとするが、徐々に正気を失っていく。

 

【主な登場人物】

セシリア・カシュ(エリザベス・モス)

デザイナーをやってる主人公。犯罪を犯すくらいなんでもないくらい危険な彼氏ってわかってるのに人を巻き込んでるし、そんな遠くに逃げてなかったり変装もしてなくて計画がテキトーなのは気になるし、相続手続きの書類が匿ってもらっている家に届いた時点でもっと怪しむべきなのに死んだと聞いてお金は貰いに行くんかい!って思ったけど、ジェームズの為だったから良かった(・ω・)笑

正気を失っていく演技は個人的には凄く良かったと思う。

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エイドリアン・グリフィン(オリバー・ジャクソン・コーエン)

彼女を精神的に追い込んで自分の物にする為に色んな国が欲しがるであろう光学迷彩スーツを作った天才変態科学者。基本的に透明人間だし、顔をちゃんと拝めるのはラストだけだからこんな人だったんだ!って感じになるけど、性格は陰湿でぶっ飛んでる。なんでセシリアの子供にあんな固執していたのだろうか…。

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ジェームズ・ラニラ(オルディス・ホッジ)

高校生の娘を持つ主人公のセシリアの親友の警察官。流石に透明人間の存在を主張は信じなかったけど、性格は明るくて、エイドリアンから匿ってあげる優しさもあり、この映画で一番の人格者。死ななくてよかった!!

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【感想】

映画のジャンルで言うとスリラー作品になると思うけど、終始ドキドキさせられっぱなしだった。心が持たない(・ω・)笑

ホラー映画みたいに後ろ振り向いたら、いきなりバンッ!!って出てくるような心臓に悪い演出は特になくて、光学迷彩スーツを着込んだ彼氏がセシリア以外に存在がバレるまでは、ただただずっとドキドキさせられる緊張感がすごい!安っぽい映画、雑な映画とは感じなくて雰囲気づくりがすごく良かった!

ストーリーも、透明人間がいるって言っても当然周りには信じてもらえなくて、嫌がらせメールとか荷物隠されたりとか、自分が殴ったことにされたりとかで自分がおかしい人って思われて、誰も頼れなくて精神的に追い詰められていく感じも観てて心苦しくなるくらいよく描けていたなぁと思う!本当に主人公のセシリアが可哀想に思える(´・ω・`)

透明人間の存在を証明しようとするには結局捕まえるしかないし、陰湿にコソコソやられたらたまったもんじゃないよね。もどかしすぎる!!!自分を助けてくれる妹や友人との信頼関係をぶち壊す行為には本当に性格の悪さが滲み出てるな。笑

隠した光学迷彩スーツが結局登場しなかったからみんな予想出来たと思うけど、あのオチでまぁ良かったんじゃないかな!光学迷彩スーツを見つけたセシリアが自分も着て、透明人間対決するのかなとも思ったけど、流石になかった(*'ω'*)笑

 

すごいしっかりしたスリラー映画を久しぶりに観たなぁって感じたけど、疑問点もちょくちょくあるのもたしか。

まぁ完璧に消えて見える光学迷彩を独自で開発したのはいいとしても、スーツを着たエイドリアンが人を簡単に持ち上げたり、投げ飛ばしたりしてスパイダーマンみたいな強さになってるのは「なんで?」って思っちゃう。彼女の妹を殺してからセシリアに包丁を渡す行動が早業すぎて違和感も凄かった…笑

 

透明人間になって彼女をジワジワ精神的に追い込んで、自分の意思で自分の元に戻ってきてもらおうとする作戦はわかるんだけど、やってることが遠回り過ぎるし、エイドリアン視点があったら「なにしてんの?」っていう感じになりそうな、透明になって部屋の隅っこでじっと見ていたり、コソコソ屋根裏にスマホや盗んだ仕事道具を隠したり、妹に長文メールを頑張って書いてたり、スーツだけを着たほぼ裸状態でセシリアに対する嫌がらせを頑張ってる姿を想像するとちょっと間抜けな感じがするし、そのせいでこういうドキドキのシーンを撮りたいっていう演出上の都合で動かされてる感がどうしても伝わってくるのは残念。目的達成までのルートが最短ではないし、今まで暴力や精神的に追い込んで支配しといてこの計画もよくわからんし、天才の癖に結局計画はザル。インビジブルの自分の欲望に素直な博士の方がそういう違和感は感じなくて良いね(・ω・)

そしてなんでセシリアにあんな固執していたのかも疑問。DV男のそれと同じだから、なんかあんのかなー、セシリアじゃなきゃいけない理由が。

 

【評価】

映画を観る前にあらすじを見た時は、全て彼女の妄想とか二重人格だったりとか、実は透明人間なんていなくて、そう思わせるように誰かが仕組んで追い詰めてる的なサスペンス映画かなって思ったけど、素直に透明人間だった。笑

エイドリアンの動機、行動がテキトー過ぎるのが残念だけど、見えない存在に追われるドキドキ感とか誰にも信じてもらえずに精神的に追い詰められていく感じは凄く良かったと思う!

あとで知ったけど、『ゲットアウト』や『アス』のスタジオが製作らしくて、それを聞いたら納得だった!まぁそれらの映画と比べるとストーリーの質は少し落ちるかもしれないけど、流石の出来だと思う(*'ω'*)

★★★★☆

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映画『デッドライジング ウォッチタワー』を観た感想!!…えっ?ここで終わるのっ!?

こんにちは、けいです(*'ω'*)

 

今回レビューしていくのは2015年の映画DEAD RISINGWATCH TOWER~(デッドライジング ウォッチタワー)』です!

ゾンビ映画といえばサメ映画と並ぶB級映画の王道だと思うんだけど、ストーリーが雑だったりして何だこれ!っていう感じの映画ばっかりなのも事実…。この映画のことを今まで聞いたことがなかったし、Amazonレビューも125件で★3.2と期待は出来ない評価だから不安だった(・ω・)

でも実際に観てみると意外と結構ちゃんとゾンビ映画してたね!!

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【どんなんだったっけ?って人の為のあらすじ】

ジャーナリストのチェイスとジョーダンは政府機関FEZAによって壁に囲まれたエリアの取材を試みる。そこではゾンビ治療が行われていたが、突如ワクチンが効かずに街中にゾンビウィルスが広がってしまう。彼らは政府がゾンビを消滅させるための空爆作戦の前に、この街からの脱出を図る。

 

【主な登場人物】

チェイス・カーター(ジェシー・メトカーフ)

ジャーナリスト。憧れのジャーナリストであるフランク・ウェストのように有名なジャーナリストになるためなら、人の気持ちを考えずに何でもネタにする男。今回の騒動でその辺は改心した模様だけど、そんな応援したくなったり、好きになる感じの主人公ではない。そこは一流映画にはなれない原因の一つ。

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ジョーダン(キーガン・コナー・トレイシー)

チェイスの相棒でカメラマン。チェイスの傲慢な取材のやり方は気に入っていないけど、結構この人も自分の事をガンガン押していくタイプ。今回壁の外に逃げれたことで裏で色々事実を突き止めた影の立役者。彼女は軍に連れ去られてどうなったのやら。

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クリスタル(ミーガン・オリー)

以前ゾンビに噛まれており、ゾンビ治療薬を投与していた。色々と甘い所のあるチェイスと違って、勇ましさや緊張感、判断力に長けている。チェイスに対して「少し頭を使えば?」って台詞は、それな!って思った(*'ω'*)笑

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【感想】

観終わって最初に思ったことは、ここで終わるんかいっ!!!だったよね笑

不安ながらに見始めたけど、映画自体は結構クオリティ高いゾンビ映画だなって思った!

ストーリー設定もゾンビの疫病は人々に知れ渡っていて、街全体が隔離されるけどちゃんとワクチンもある状態で、ちょっと危険度が増したコロナくらいの感覚の世界観。だから隔離の為の柵もかなり簡易的だし、ゾンビに対して危機感があまり感じられない。そこへワクチンを打ったのに効かずにゾンビ化!なんで!?っていう所から始まり、なんでワクチンを打ったのに効かなかったのか、ウィルスが進化したのか?でも政府から配られたワクチン以外はちゃんと効果あるぞ…?っていうミステリーがメインストーリーでそこに街中に徘徊するゾンビから逃げながらっていう要素が合わさっていてゾンビ映画特有のハラハラ感はあんまりないけど、絶妙にちょうど良い感じになってると思う!

 

ゾンビ要素だけ見るとゾンビなのに銃や斧を使ったり、顔に銃を突きつけられてビビってたりしてるし、ううぅぅ…って言いながら歩いてくるゾンビもいれば、走ったり飛び回ったりするゾンビもいて個体差がすごい!それに女装ゾンビとかピエロゾンビとかドレス着た少女ゾンビとか色々いるし!笑

主人公が準備万端で立てこもってた質屋から出たと思いきや、持ってたバットとか電ノコ、バッグを秒でゾンビたちに取られたのには笑っちゃったし、ゾンビ相手なのに主人公は特に緊迫感に欠けていておちゃらけ感はある。ウォーキングデッドみたいなシリアスさはない。でもピエロゾンビとか不気味だったし、ゾンビ映画といえばっていう演出の二度見しちゃうくらい巨乳の奥さんが食べられちゃう可哀想なシーンもあるし、ミステリー要素もあるおかげで、そこまでチープさは気にならない!

 

それに加えて、過去にゾンビと戦って生き残った主人公が目標とするジャーナリストが結構ふざけてて、真面目なアナウンサーとのやりとりが面白いニュース番組がちょくちょく挟まれているのも個人的に結構好きだった!笑

途中のニュースいらねぇよって意見もちらほら見たけど、ふざけ倒してたフランク・ウェストが言ってた、「政府の陰謀論が実は合っていたっていうのも、上手くちゃんとオチまで繋げられていて良かったと思う。

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一人称視点や謎の斧視点がちょくちょく挟まれていて、それは必要なのかはわからんけど、演出を色々変えて頑張っているなぁと思った(*'ω'*)

 

そんな感じで全然退屈することもなく楽しめてたんだけど、最初に言った「ここで終わるんかいっ」って思わずツッコんでしまう、まさかの事件がちゃんと解決せずにエンドロール。薬を管理していた組織が悪いと思いきや、全ては感染者にマイクロチップを埋め込むことで人を秘密裏に管理しようとするアメリカ軍の仕業だったっていうオチで、真相に辿り着いた主人公の相棒のジョーダンと濡れ衣を着させられたノートンが軍に捕まって、なんとか隔離地域から脱出した主人公だったけどまだ事件は終わっていなかった!!!っていう佳境で終了…(´・ω・`)えぇ

ジョーダンが機転を利かせて主人公に真相を伝えたのに、拘束されたジョーダンを見て「これが本当のニュースだな」って上手いこと言った感を出して全く焦ってないのも、えぇーってなった。

映画は2時間ほどあるのに綺麗に完結してくれないのはちょっとモヤッっとした…。グダグダする場面もあるから、そういう所をカットしてちゃんと終わらせて欲しかったなと思う。インセプションみたいな意味深な終わり方だったり、この映画と同じように「敵がまだ残ってる…!!」みたいな終わり方をするドント・ヘルプイニシエーション・ナイトトゥームレイダー ファーストミッションとかもあるけど、この映画は演出が下手だったなと思う。すごい中途半端に感じてしまった(・ω・)

軍の陰謀を暴く、軍との戦いっていうシナリオまでやるつもりはなかったとしても、終わらせ方は絶対もっと上手く演出出来たはず。映画自体は良かったのにここまで後味悪い映画はなかなかないと思う。笑

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【評価】

ゾンビ映画だからゾンビとの戦いと思いきや、ゾンビを利用した人間たちの争いがメインなのが割と良かったと思う!ストーリーが雑に感じなかった!

調べたら原作はゲームなんだって!ゲームやった人にはわかるネタがちょくちょく散りばめられているらしい!まったく知らないで観たからそういうのはわからなかったけど普通に楽しめた!バイオハザードなんて原作を知ってるか知らないかで結構変わると思うからそういう意味でもよく出来てるんじゃないかなと思う(*'ω'*)

演出やストーリーの細かい所修正して、主人公役の俳優がトム・クルーズとかだったら普通に一流映画の仲間入りしてもおかしくなさそうな気もする!

それくらい悪くなかっただけに、終わり方で全てをぶち壊したのが残念すぎる…(´・ω・`)

★★★☆☆

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映画『イニシエーション・ナイト 血塗られた女子寮』を観た感想!生意気な主人公が可愛い(*'ω'*)笑

こんにちは、けいです(*'ω'*)

今回レビューしていくのは2022年公開の映画『イニシエーション・ナイト 血塗られた女子寮』!!

ジャンルはサスペンス・ホラー・アクションと盛り盛り。実際はアクション要素、サスペンス要素はほぼないし、ホラー的にもイマイチだったけどね(・ω・)笑

Amazonレビューは7件で★2.9とレビュー数が少ないから当てにはならないけど、妥当かむしろ高いくらいな感じはする…笑

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【どんなんだったっけ?って人の為のあらすじ】

女子社交クラブの寮であり、ミス・マーゴの家。そこでは不気味なものが見えたり、不可解なことが頻発していた。社交クラブに入会するためダリアら4人の新入生はいくつかの入会儀式をさせられていた。そんな時、私立探偵ハモンドは1ヶ月前にこの寮から失踪した学生マリリンの捜索に来ていた。

 

【主な登場人物】

ダリア(アレッサンドラ・トレサーニ)

女子社交クラブに死んでも入りたい新入生の主人公。幽霊と対峙して透視能力に目覚める。肝が据わっていて行動力もある。女子寮の秘密を暴いた唯一の人物だけど、みんなを救おうとして結局返り討ちにされて殺され、ローズマリーの一味となってしまう…。

 

ローズマリー(キャロル・ウェルズ)

幼い頃から猫を調理するなどサイコな一面があり、両親を含めた複数の人を殺してしまう。それから釈放されたのちに家で自殺したが地縛霊としてまだ家に住みつき、自らの仲間を増やそうと不動産仲介業者であるシェリー・マーゴを殺して成り代わり、寮として家を貸し出し、マーゴとしてみんなの前に姿を現しながら人が大勢集まるハロウィーンパーティの夜に殺戮の計画を立てていた。自由に消えたり瞬間移動が可能で、殺した人間を自由に操ることも出来る主人公補正をものともしない作中最強チートキャラ。

 

ハモンド(グラレン・バンクス)

マリリンの親に捜索を依頼された私立探偵。真相を何も知ることも何もせずに殺される。無能。

 

【感想】

ハロウィーンの宴が惨劇に変わる衝撃ホラーの謳い文句とサムネが下着姿の女の子だから、ホラー×エロな感じが気になって観た人も多いと思うけど、その期待は裏切られたね(/・ω・)/笑

それにあらすじを読むと、探偵のハモンドが主人公で女子寮の真相を解き明かしていくのかな?って思って、「死霊館」とか「エクソシスト」とか「スリーピー・ホロウ」みたいな映画を想像していたけど、全然違った。

冒頭でちょっとキツめな顔をした女の子マリリンが殺される前、バイオリンを弾いている時に首が切れた幽霊が出てくるけど、その時点で「もしかしてこれは駄作映画か…?」って思った。それくらいこの映画の幽霊はホラーメイクをしてる普通の人間にしか見えないし、それにここは遊園地のお化け屋敷か!?っていうくらいめっちゃ幽霊が出てくるからホラーの怖さは一切なかった!殺された人が普通にその辺歩いてるし、殴ったり払いのけたりできるからゾンビみたいになっててよくわからない。序盤から色んな幽霊が出てき過ぎて、お前は誰なのよ状態だし。マリリンも普通に殺しに来る幽霊になってるのは逆にびっくりしたけども。笑

猫を煮込んでるっていうシーンがあったけど、ただのぬいぐるみにしか見えなかったし、猫なのかもわからなかった。全体的にチープなのがギャグにしか見えなくなっちゃってるね(/・ω・)/

探偵が主人公だと思ったけど、登場した瞬間に「あっ、コイツ主人公じゃないし、絶対死ぬキャラだ」ってわかった。笑、それでも真の主人公であるダリアと協力して何かしら活躍を期待していたけど、捜査らしいことは一切してないし、存在価値がなかったのはなぜ…。探偵がすべきことを全部ダリアがやってるっていう。

突然消えたり現れたり、血のバスタブから出てきたり、池や絵の中から出てきたりで幽霊の出現の演出は色んなパターンがあってそれは面白かったし、殺し方も色々考えてるなぁって思うけど、結局どれも別にあんまり怖くないという…。個人的にひぇぇってなった虫を体内に入れて殺すやつとか、カクテルに毒を入れるっていう殺し方は「幽霊なのにそんな殺し方!?」ってなったよね(・ω・)笑

 

ラストのシーンの脱出できたのか!?っていう所で切って、3年の月日が経った寮にいる幽霊になってしまった人たちの中にダリアもいるっていうオチは不気味で好きだけど、結局中身が微妙過ぎて最後だけじゃ取り戻せないし、監督らが「この演出センスあるくね?」ってドヤってそうなのが目に浮かぶ…(・ω・)笑

 

エロ要素も下着姿が少しあるくらいだし、演出は頑張って色々考えたのは伝わるけど、全体的に面白みもない雑でチープなホラー映画。

 

 

ただ、この映画にも良い所がある!!!!

 

 

主人公の生意気な新入生のダリアが可愛いこと!!!!

 

 

好みは分れそうな感じはあるけど、まるっこくて個人的に凄く好き!笑

なんであんな意味わからん上下関係が厳しくて、楽しくなさそうで性格の悪い先輩がいる女子社交クラブに入りたいのかわからないし(社交クラブってのがそもそもよくわからないけど…)、寝たばこで寮を全焼させたし、性格も生意気だし、変な所で正義感出すし、忍び込んでおいて呑気にゆっくり部屋を漁ってるし、ビッチ感凄いけど、可愛い。それがこの映画を観て良かった唯一のこと!

映画自体は面白くはなかったけど、ダリアのことはずっと観ていたかったし、退屈感は不思議となかった気がする。たぶん音痴な歌でも好きな女の子だったら聞ける!っていうのと同じ(*'ω'*)笑

めちゃくちゃ可愛くてダリア役のアレッサンドラ・トレサーニの出演してる映画を観たいなと思った!もっと良い映画に出てると良いな…笑

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【評価】

アレッサンドラ・トレサーニが可愛いだけの映画。下着姿が観れるのも貴重かもしれない!映画自体はよくある雑でチープな3流ホラー映画だったのは残念。

女子寮のこととかローズマリーの過去とか正体とかはそのままでいいから、約束のネバーランドのイザベラとの探り合いのようなローズマリーとの緊張感のあるストーリーをメイン路線にして、それに幽霊のホラー要素を加えて、どちらかというとゾンビに近い人間感のある幽霊がわんさか出てくるようなチープなホラーではなく、ハラハラさせられるようなローズマリーとの対決をメインの本格的なホラーにしたら面白そうだなぁと思った。

 

★★☆☆☆

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映画『パージ(THE PURGE)』を観た感想!!嫉妬で殺しに来る隣人怖い…(´・ω・`)

こんにちは、けいです(*'ω'*)

今回レビューしていくのは『パージ(THE PURGE)』で、映画は全部で6作品くらいあって、ドラマバージョンもある人気シリーズ!

観たのは1作品目の2013年公開の『パージ』と2作品目のパージ:アナーキーと3作品目のパージ:大統領令の3作品!まとめて感想書いていく(*'ω'*)

 

パージ(2013)…興行収入8,932万ドル、Amazonレビュー249件で★2.9

興行収入は凄いけど、その割に評価はかなり低めかな?胸糞っていう意見が多かった気がする。気持ちは凄いわかる。笑

 

パージ:アナーキー(2014)…興行収入1億1,192万ドル、Amazonレビュー128件で★3.2

興行収入はさらに上がってるけど、相変わらずその割には低めの評価。ちなみにアナーキー(anarchy)の意味は 政治的な秩序が失われて混乱した状態らしい!知らなかった(/・ω・)/

 

パージ:大統領令(2016)…興行収入1億1,858万ドル、Amazonレビューは217件で★3.8

原題は〝ELECTION YEAR〟で大統領選挙ってことかな。シリーズトップの興行収入をたたき出して、レビューも人気シリーズらしい評価になってきた!チョコバー大好きなヤンキー娘が狂気( ^)o(^ )笑

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【どんなんだったっけ?って人のためのあらすじ】

舞台は2022年のアメリカ。犯罪が増加し、刑務所は犯罪者で溢れかえ、経済が崩壊したアメリカでは〝新しいアメリカ建国の父たち(NFFA)〟を名乗る集団が政権を握っており、年に1度、12時間だけ殺人を含むいかなる犯罪も認めることにするというパージ政策を打ち出す。警察は出勤せず、病院は医療活動を行わない。暴力と犯罪が横行する夜、ジェームズ・サンディンの家に見知らぬ男が助けを求めにやってくる。

アナーキーは2023年のパージの日の話で、息子を亡くしてパージの日に復讐を計画する警察官である主人公のレオだったが、その道中で殺されそうになっている人たちを助けたことでセレブのお遊びや国家の陰謀に巻き込まれていく。

大統領令は、前作と同じ主人公レオがSPとして護衛を担当する、パージが貧困層や弱者を排除しようとしているとパージ廃止を訴える無所属のローン上院議員の人気が高まっていた。反対派の勢いが増す中、NFFAはパージの日にローン上院議員の暗殺計画を実行する。

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【主な登場人物】

ジェームズ・サンディン(イーサン・ホーク

一作目の主人公。妻にメアリー(レナ・ヘディ)、18歳の彼氏と付き合う娘ゾーイ(アデレイド・ケイン)、多くの人をイラつかせたであろう息子チャーリー(マックス・バークホルダー)を持つ。パージのおかげで警備システムが儲かり金持ちに。子供たちに振り回されパージの日は大忙しなのが可哀そうだった。最終的には殺されてしまったもののかなりの戦闘力で多くのパージャーを返り討ちにして家族を守ったパパ。

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レオ・バーンズ(フランク・グリロ

アナーキー大統領令の主人公で警察官。息子を飲酒運転で殺した男を殺そうとパージに参加するけど、困ってる人を助けるなど口下手だけど優しい一面もある、ツンデレな人物。作品中トップクラスで良い人な店主に助けてもらっておきながらかなりきつい言動だったり、仲間である反政府のアジトで匿ってもらっておきながら敵意がない味方に対して殺意むき出しだったりで気難しすぎる。この役者さんはいっつも戦闘力高くて、口下手な役をやってる気がする。

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【感想】

率直な感想としてはそこそこ面白かったとは思う!けど、設定の無理やり感は否めないし、1作品目のパージに関してはツッコミ所が多すぎる。ってとこかな(・ω・)

 

良かった所としては、設定としてパージは政府がホームレスや生活保護者や犯罪者など、自分たちにとって不都合な人を消す為に作られた法律だっていうのは筋が通るし、パージにちゃんとした理由があって良かったと思う。どんな感じで国民に受け入れられたのかは疑問だけども…。

あとはその世界観とかも良かったかな!ゾンビがいる世界みたいな非日常の世界観は観ててワクワクした!法律に守られていなければ世界はどうなるのかみたいな。セレブたちが殺しを楽しむ、殺される人を肴に酒を飲むみたいなカイジの世界のような人間の狂気が露わになっているのは恐ろしいけど、良かったと思う!嫉妬で殺しに来る隣人怖すぎる…。

ホラーみたいにドキっとすることもないし、グロも特にないから内容の割に誰でも観やすい映画になっているのは意外だった!JOKERみたいに話も特に難しかったり考えさせられるみたいなこともなく頭からっぽにして観られる!

 

微妙だった所としてはツッコミ所が多すぎる…!

は?ってなる最初のポイントは子供がパージャーから逃げている黒人を助けた所だと思う。その後もずっと暴走してたし、あの子供には相当ムカついたけど、百歩譲って子供だから仕方ないとしても、家族の生命線とも言える大事なセキュリティの暗証番号を子供に教えるかな…。パージが始まる5分前までのんきに食事してるのもおかしいし、管理室から離れていたのもそうだし、パージの防犯に自動シャッターだけっていうのも含め全体的にセキュリティーが甘いと思う。通常時とはいえ子供の彼氏も簡単に忍び込めてたし。お金がないならあれだけど、かなりの金持ちだったら緊急用の地下室くらい作るのが普通なんじゃないかなぁと思った。

あとはパージに疑問を持ち、人を見捨てられない正義感の強い子供だったとしても、その前にもう少しそういう描写があったら良かったんじゃないかなと思う。

その助けた黒人を差し出せって言われて、その時点ではお父さんは差し出す気満々だったのにパージャーたちが電力を切断したのも意味わからない。流れ的におかしいし、確実に映画の演出のためとしか思えない。必死に探そうとしてるのに探すの難しくなるじゃん!笑、個人的には一番のツッコミポイントだった。自分たちは金も教養もあるとか言ってたけど、ないよ!!!笑

あと、子供たちが消えすぎ問題。忍者!?って言うくらい姿をくらます。暗闇に乗じて姿をくらますのが上手すぎてお父さんが可哀そうになった。なのに地下室で隠れているときには懐中電灯をつけっぽで隠れているという…。それにみんなバラバラで行動しすぎなんよ…。

それからなんとか黒人を捕まえた後に、「自分たちが生き残る為に人を犠牲にするなんて間違ってる!あいつらがおかしい!パージャーたちを倒そう!」ってなるのは全然良いんだけど、テープでぐるぐる巻きに縛った黒人を解放してあげて!って思ったよね。あの黒人も子供のためだったらおれを差し出してくれってなったんだから、一緒に戦ってくれるだろうに。

パージャーたちが家に侵入して来た時に奥さんに「おれは玄関を見る!お前は裏口を頼む!」的なことを言ってたけど、ええぇってなった(・ω・)

それがMr.&Mrs.スミスの夫婦の会話なら納得なんだけど、相手も素人とはいえ数もいっぱいるし、一人で戦わせるのは危なすぎる…。

 

と、こんな感じでいっぱいツッコミ所があるのは低評価の理由なのかなと思う。高評価、一流の映画はこういう変なツッコ所がないんよね。少しストーリーをいじれば簡単に直せることなのにそれをやってないだけだからね。

アナーキー大統領令は特に変って感じなかったけど、1作目と違って作品の雰囲気は変わったかな?隣人たちの快楽殺人タイムじゃなくなって、政府との戦いになっていって、戦闘能力の高いレオが主人公になったことで、トランスポーターとかトゥモロー・ウォーみたいな敵が武装した傭兵相手でもボコれるちょっと無双感のある王道アクション映画になったかなと思う。アナーキー大統領令の方が映画としてはちゃんと出来ていたと思う。ただ個人的には普通の人間、アナーキーでいうと車をパンクさせられた結局活躍しなかった彼氏が主人公のストーリーを観たかったなと思ったけど、世間的にはやっぱ王道の感じが好まれるのかな?1作目の雰囲気で描かれたパージが観たい!

 

そういえば、1作目で家族に救われた黒人がアナーキーでパージ反対派の一員になって政府やセレブや虐殺される人達や主人公一行を助け、大統領令でビショップと名乗りリーダーとなって弱者を救援し、またもや主人公やローン上院議員を助けるのは良かったね(*'ω'*)

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【評価】

設定はやっぱりかなり面白いよね!昔流行った『リアル鬼ごっこ』みたいな!あらすじ読んだだけで観てみたいって思えるもん。とはいえ設定自体は良く考えるとかなり無理やり感はある。だからこそ、監督や脚本家次第でかなり左右されると思う。結局つまらなくはないけど、人に勧めるような面白い映画ではないっていう、そこそこの映画が出来上がったかなって感じかな。パージなんて実際にあったら国家が崩壊するよ…笑、人に恨まれるようなことは出来なくなるだろうけどね(・ω・)

正直防犯力高めた家に閉じこもるんじゃなくて、パージの12時間は海外に逃げるのが良いと思う。笑

 

パージ       ★★☆☆☆

パージ:アナーキー ★★★☆☆

パージ:大統領令  ★★★☆☆

 

映画『テール しっぽのある美女』を観た感想!…太ももが良き('ω')

こんにちは、けいです(*'ω'*)

今回レビューしていくのは『テール しっぽのある美女』です!色んな映画祭で話題になってたらしいし、ベルリン国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞した作品!衝撃の北欧スリラーってことで人魚的なしっぽ美女とスリラー(スリルの感じられる映画)が合わさった映画ってことでサムネを観た時に「面白そう!」って思った!

2012年に公開されたノルウェーの映画で、予算1万ドルで作られたらしい(*'ω'*)

原題は『thale』でしっぽ美女の名前のターレだね。ノルウェー語でしっぽのことはhaleって言うみたいだからそこから来た名前だろうね!邦題はしっぽが生えた女の子が出てくるし、わかりやすくテールでええやろ的な感じだろうな。まぁ今回は邦題にしては問題ないかな(・ω・)笑

Amazonレビューでは147件あって★3とまぁまぁってところだね!f:id:mugiwara-k:20220223182337j:plain

【どんなんだったっけ?って人の為のあらすじ】

死体のある現場の清掃の仕事をするレオとエルヴィスは、今までにないほど死体が荒らされている現場に来ていた。そこにある小屋で二人は地下室への入り口を見つける。入ってみるとそこには監禁されていた裸の若い女性がいた。冷蔵庫に保管された尻尾、壁一面の資料…彼女は一体何者なのか…?

 

【主な登場人物】

エルヴィス(アーレン・ネルボル)

映画初っ端から吐きまくる男。レオとは長い付き合いで仲も良さそう。頼りなさそうな感じがあるし、現場の物には触れるなと何度も注意されたのに気にせず物色しまくる辺り、テキトーで人に気を遣わず自分の好奇心を止められないタイプ。でも娘の為に働く優しいお父さんであり良い人。

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レオ(ジョン・シグヴェ・スカード)

基本無口で冷静沈着なエルヴィスの同僚。ターレにパンと水をあげる為に車に戻った時に「こいつ死ぬな…」って思ったけど死ななかった!死亡フラグをものともしない男(/・ω・)/笑

末期の肺がんだったがターレによって完治する。娘の為にお金が必要だったエルヴィスに対して「お前にあげるんじゃないからな」的なことを言ってお金を渡すのはかっこよかった。

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ターレ(シリー・ライナモ)

しっぽが生えた女の子。見た目はしっぽが生えただけの人間なんだけど、力が強くて知能も高く、手をかざしただけで相手に自分の見せたい記憶を共有したり、肺がんを治す能力がある。二人に発見された時は何歳だったのかわからないけど、ボンッキュッボンッのボディ!一番目がいったのはお尻が大きいからかなり太い太もも!こんな良い太ももはなかなかないんじゃなかろうか(/・ω・)/笑

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【感想】

観終わった感想は…

 

結局なんだったんだろうって思った(・ω・)笑

綺麗な森の中の物語だから北欧の自然を感じたし、その自然感と人間から隠れて森に生息する尻尾がある不思議な力を持つ神秘の種族がよくマッチしたファンタジーな感じはあった!

物語としてはターレの持つ不思議な力を利用しようと企む人たちを返り討ちにしてターレは森に戻っていったっていうもので別によくあるパターンだし、問題なかったと思うけど、内容の薄さにちょっと物足りなさを感じたかな。映画の時間も一時間ちょっとしかないから、「あれ?もう終わりか」ってどうしても感じてしまう。だからエルヴィスとレオが悪い奴らからターレを助ける、ターレが二人を助けるみたいな悪い奴らとの戦や異種族間で芽生える友情の熱いドラマが追加で30分くらいあったらかなり深みがあって見ごたえのある良い作品になったんじゃないかなぁと思う。欲張りなことを言っているのは百も承知だけども…(+_+)

物語の根幹は良いと思ったし、ターレとの出会いの感じとか作品の雰囲気とかも良かった!結末も二人はターレのことを世間には多くを語らず、その出来事を二人の中に留めておく感じとかこの出来事をきっかけに二人の仲も良くなったほのぼのした感じもなんかこの映画の雰囲気にあってて良かったと思う。

あと良かったのは、サムネで裸の女の人が映ってるのととしっぽのある美女ってことでえっちなシーンがあると思ってこの映画を観た人もいると思うけど、えっちなシーンはないけど、良い太ももと乳首もちゃんと映るおっぱいはちゃんとあったね!笑

どうせ横乳だけだろうと思ったけど、さりげなく乳首まで映したのは本当に良かった!変な意味ではなく!!裸の見せ方も下品じゃなかったし、エルヴィスとレオがスケベじゃなくて良かったと思う。

 

気になった点といえば、ターレだけが尻尾が生えた人間の姿で、同じ種族の仲間はゴラムみたいなホラーな見た目なのはなんでなんだろう。実験のせいなのか、歳とったらああなるのか。ターレの太ももがなかなか太ましい良い太ももで、胸も大きめなグラマラスな体型なんだけど、個人的には作品のイメージ的にスレンダーな体型の方が良かったんじゃないかなーと思った。日本だと新垣結衣が適役っぽい感じしませんか!?笑

思いませんでした??おれだけか?おれだけなのか…?笑

仲間もめっちゃほっそりしてるしね。まぁ美人だし、どっちでもいいんだけども('ω')←

 

あとは、衝撃の北欧スリラーって銘を打っているのに、スリルは別に味わえなかったかな。ダークな雰囲気のファンタジーみたいな感じなのは宣伝文句詐欺かなと。でも逆にスリルもなくホラーみたいな怖い所もないし、エロな感じも一切ないから誰でも、誰とでも観やすい作品だとは思う。

 

【評価】

映画自体の雰囲気や物語は良かったと思うし、お気楽に観る側としては製作費なんて関係ないけど、予算1万ドルの割には全体的にしっかりしていたと思う!ただそれだけに悪い奴が来て、ターレが怒って無双して終わりっていうのは残念だったかな。ターレの為に頑張るエルヴィスとレオとかの戦闘シーンとか熱いドラマがもっと見たかったなぁと思う。一時間はやっぱ短いなぁ。

全体的に悪くないんだけど、人におすすめするかっていうと微妙。ただ続編も製作中らしいので個人的にはそれもぜひ観てみたい!

 

★★★☆☆

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映画『オンリー・ザ・ブレイブ』を観た感想!山火事と戦う男たちの実話…‼

こんにちは、けいです(*'ω'*)

 

今回レビューしていくのは、2017年公開のアメリカ映画『オンリー・ザ・ブレイブ(原題:Only the Brave)』

興行収入は2,575万ドルで、Amazonレビューは767件あって★4.3と高評価!まったく知らない映画だったし、あらすじを読んでも正直そんなに面白そうだとは思わなかったけど、レビュー数も多いから有名な映画だろうし、高評価なので内容も良いんじゃないかなぁと期待して鑑賞!実話だと知らずに…

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【どんなんだったっけ?って人の為のあらすじ】

堕落した日々を過ごしていたブレンダンは、恋人が妊娠したことをきっかけに森林消防団へ入隊。地獄のような訓練の毎日を過ごしながらも、仲間との信頼を築き、彼らの支えの中で少しずつ成長していく。しかしそんな彼らを待ち受けていたのは、山を丸ごと飲み込むような巨大山火事だったー。実際に起きたアメリカ最大級の山火事と戦った男たちとその家族を描いた実話に基づく物語。

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【主な登場人物】

エリック・マーシュ(ジョシュ・ブローリン

森林消化隊グラニット・マウンテン・ホットショットの指揮官。部下やその家族からも慕われており、仕事一筋だからその道の経験はかなり豊富だけど、奥さんのアマンダとは子供を作らないことを決めて結婚したが、月日が経ち子供を欲しくなったアマンダとよく喧嘩している。いわゆる不器用な男って感じだけど、それをわかってくれる友人もちゃんといて人の良さは伝わってくる!

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ブレンダン・マクドナウ(マイルズ・テラー

ヤク中でどうしようもない男だったけど、昔の彼女の妊娠を知り、消化隊への入隊を決意。ヤク中ダメ男で有名だったので仲間からもからかわれ「ドーナツ」の愛称で呼ばれる。最初は足を引っ張るな!とのけ者扱いだったけど、娘のために日々努力し続けて、それを認められ仲の良い同志に。あらすじだとブレンダンが主人公っぽく書かれているんだけど、実際はエリックかな。キーパーソンなことには違いないけども。

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【感想】

ホットショット隊に認められた辺りで、そろそろ終わりなんかなーと「映画あとどのぐらいなんだろう」って思って時間を見てみるとまだ一時間くらいあってびっくりした。正直そこまではそんな面白ポイントがあったわけじゃないから長く感じていたけど、最後まで観るとこういう人々を守る男たちがいるんだなぁと観て良かったと思った!

映画冒頭で「実際の事件に基づく」ってちゃんと書いてあったのに完全に見逃していたから、映画内で「××市○○火災」とか書いてあるのを見て、実際にあった火災なのかな?って思いながら観ていて、ラストで「グラニット・マウンテン・ホットショット隊とその家族に捧ぐ」っていう追悼文を観て、マジか…って思ったから衝撃がすごかったよ…。

一目惚れした看護師に真剣に恋していたマック、奥さんとのことで色々悩んでいたけどやっと自分にとって何が大切なのかに気付けたエリック。隊員それぞれが信頼し合っていたし、家族ぐるみでみんな仲良さそうだったのにハッピーエンドにならなかったのは本当に悲しかった。

生き残った隊員が一人いるって情報だけが隊員の家族に伝わってて、そんな中一番のひよっ子のドーナツがみんなの前に現れたことで、自分の夫が生存者っていう絶望の中のわずかな希望がついえた時の感じがリアルで、胸が苦しくなったよね。。もちろん運よく生き残ったドーナツが悪い訳でもなく、それぞれの奥さんも自分の夫だけじゃなくて隊員みんなのことが大切だとは思うんだけどね。ドーナツ本人も一人生き残った罪悪感があったって語られていたし、絶望のリアルさが本当に辛い…。

そんな2013年に実際に起きた巨大な山火事「ヤーネルヒル火災」が作中で描かれていて、実際に山火事を見たことがないから本当に映画通りなものなのかわからないけど、風に吹かれて勢いを増した山火事の恐ろしさがリアルで綺麗に描かれていて迫力があったね。あんなスピードで火が回ったらどうしようもないよね(・ω・)

地球に人類がいなくなったら山火事で森林がずっと燃え続けるって言われるくらい恐ろしいものなんだなと改めて思った。地震、雷、火事、津波は脅威よ…!

 

ちょうどこの映画を観る前にアメイジングスパイダーマン1と2を観たんよ!

スパイダーマンは人々を守るヒーローであるけど、その為に愛する人との時間も減るし、彼女のお父さんに娘を危険な目に合わせたくないから近づくなと言われたことで、このまま彼女と一緒にいていいのかって葛藤して…っていうのがあるんだけど、この消火隊の人たちもいつ命を落とすかわからない仕事だから家族から心配されるし、家族との時間もそんなに取れないから娘や奥さんと過ごせないっていう難しい問題があったりで色々悩んでたから、割と共通してる部分あるなって思った!どちらもヒーローだからね(´・ω・`)

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【評価】

自然の脅威をすごく感じる作品だった。人々や街を守る為に命を懸けている人たちの生き様がリアルに描かれていて良い映画だと思う。面白いかどうかで聞かれたら面白くないかもしれない。だからテンション高い時に観る映画ではないけど、ぜひ観て欲しい。個人的には心に残る映画でした!

 

★★★★☆

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【映画】アマゾネスvs米特殊部隊!ウォー・オブ・ザ・ジャングル【感想/レビュー/考察】

こんにちは、けいです(*'ω'*)

今回観ていくのはAmazonレビューが4件で★1.7っていうやばそうな2014年公開の映画『ウォー・オブ・ザ・ジャングル』、原題は主人公の名前の『INARA〝THE JUNGLE GIRL〟

予告編でアバターを彷彿させる魅惑のドラマ設定の密林エンターテインメント!って銘を打ってる傲慢さがクソ映画感をかもし出してる…。まぁ中身は期待してないけど美女のえっちなシーンを期待して観ていきたいと思います(/・ω・)/笑

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【あらすじ】

アメリカン・ソルジャーvs美しきジャングル・ガール軍団!戦士たちの島を舞台に繰り広げるレディ・アクション&アドベンチャー最新作。

 

【キャスト】

イナラ・ウイリアム(カリ・デインジャー

今は亡きアマゾネスの聖母の母から生まれた18歳の女の子。なのでポンコツアメリカ特殊部隊の男、複数人相手でも倒す実力を持つ。父親と同じく特殊部隊に入る。お風呂に入っていないので臭い。目のメイクが濃いめなので薄めな時を見てみたい。

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【感想】

まず一番に言いたいことは意味のないシーンが長すぎる!冒頭シーンで男が倒れてる人に色々言い放つのが無駄に長いっ!コイツどうせ死ぬんだろうなって思って観てたんだけどずっと内容がないこと喋ってていきなり飽きが…(/・ω・)/

それから突然18年後になったシーンで、よく修行編とかで会話とかの音声はなく音楽が流れてダイジェスト的な感じで物語の時の流れを表現する手法?みたいなのがあると思うんだけど、ライオンキングのハクナマタタを歌いながら成長するシンバのシーンみたいなやつ!!

それが冒頭でそんな風にお父さんが死んだこととかを映画を観てる人にわからせるんだけど、ただただ長い。完全に使い方間違えてる。たばこ吸ってるシーンとかもそれで撮ってて登場キャラクターが全然話さないからなかなか性格やら内容がつかめない。

そして腕っぷしが強いってだけで石油や金属資源を求めて原住民を殺しに行くっていうアメリカ特殊部隊側が一方的な悪のお父さんと同じ傭兵としてジャングルに戦争をしかけに行くのも急なんよ。まぁ内容をツッコミだしたらキリがないんだけれども。

 

殴った時のドカッ!ボコッ!っていう音がでかい。

飛行機がジャングルに墜落したのにパラシュートとかもなしにほぼ無傷。

アマゾネスの人数が10人くらいでしょぼい。

主人公が寝すぎ。

アメリカ特殊部隊の動きがゴミ。

知り合って間もないのにアマゾネスチームに寝返る主人公。

アマゾネスの女の子を殺したのに特殊部隊は攻めもせず、アマゾネス側も明日戦いが起こるから今日は儀式しましょうと全員のんき。

醍醐味であるアマゾネスvsアメリカ特殊部隊の戦いが始まるのが映画終了5分前くらい。

その戦いが見てられないくらいお遊戯レベルでひどい。

切られても刺されても血が出ない。

剣が重い為かアマゾネス人たちが剣に振り回されてる情けなさ。

 

とかとかキリがない!!特にラストの戦闘シーンはちゃんと殺陣練習やったんか!?っていうくらい全員ゆっくりだし、ひどかったね(・ω・)笑

 

良かった所を頑張って挙げるとするならば、主人公の女の子が良い太ももを常に出しているし、ノーブラで追いかけっこしてたり、アマゾネス衣装になってからはずっと綺麗な横乳が見れるビキニを着ているし、カリ・デインジャーが好きな人なら眺めてるだけでも嬉しいかもしれない!個人的にそんな好みじゃなかったから微妙だったけど。でも太ももは良かった!

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【評価】

4件しかないとはいえ、レビュー評価通りの出来だったかな。ちゃんとした映画は90分じゃ内容詰め込むには尺足りないよ!って感じだけど、この映画は引き延ばそう引き延ばそうと頑張ってる。そんで内容がないっていう悲しみ。この映画のダメな所はとにかく内容がないことかな。えっちなシーンも特になし。エンディングでメイキングムービーが流れるんだけど、ちゃんと真剣にやっていたし本当に楽しそうに撮影していてほっこりした。でも大の大人がこんなに集まってこんな映画を作って何してんだろう。スタッフや出演者は出来上がったこの映画を観て何も感じなかったのかなぁ('ω')

 

★☆☆☆☆

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