映画『イニシエーション・ナイト 血塗られた女子寮』を観た感想!生意気な主人公が可愛い(*'ω'*)笑
こんにちは、けいです(*'ω'*)
今回レビューしていくのは2022年公開の映画『イニシエーション・ナイト 血塗られた女子寮』!!
ジャンルはサスペンス・ホラー・アクションと盛り盛り。実際はアクション要素、サスペンス要素はほぼないし、ホラー的にもイマイチだったけどね(・ω・)笑
Amazonレビューは7件で★2.9とレビュー数が少ないから当てにはならないけど、妥当かむしろ高いくらいな感じはする…笑
【どんなんだったっけ?って人の為のあらすじ】
女子社交クラブの寮であり、ミス・マーゴの家。そこでは不気味なものが見えたり、不可解なことが頻発していた。社交クラブに入会するためダリアら4人の新入生はいくつかの入会儀式をさせられていた。そんな時、私立探偵ハモンドは1ヶ月前にこの寮から失踪した学生マリリンの捜索に来ていた。
【主な登場人物】
ダリア(アレッサンドラ・トレサーニ)
女子社交クラブに死んでも入りたい新入生の主人公。幽霊と対峙して透視能力に目覚める。肝が据わっていて行動力もある。女子寮の秘密を暴いた唯一の人物だけど、みんなを救おうとして結局返り討ちにされて殺され、ローズマリーの一味となってしまう…。
ローズマリー(キャロル・ウェルズ)
幼い頃から猫を調理するなどサイコな一面があり、両親を含めた複数の人を殺してしまう。それから釈放されたのちに家で自殺したが地縛霊としてまだ家に住みつき、自らの仲間を増やそうと不動産仲介業者であるシェリー・マーゴを殺して成り代わり、寮として家を貸し出し、マーゴとしてみんなの前に姿を現しながら人が大勢集まるハロウィーンパーティの夜に殺戮の計画を立てていた。自由に消えたり瞬間移動が可能で、殺した人間を自由に操ることも出来る主人公補正をものともしない作中最強チートキャラ。
ハモンド(グラレン・バンクス)
マリリンの親に捜索を依頼された私立探偵。真相を何も知ることも何もせずに殺される。無能。
【感想】
ハロウィーンの宴が惨劇に変わる衝撃ホラーの謳い文句とサムネが下着姿の女の子だから、ホラー×エロな感じが気になって観た人も多いと思うけど、その期待は裏切られたね(/・ω・)/笑
それにあらすじを読むと、探偵のハモンドが主人公で女子寮の真相を解き明かしていくのかな?って思って、「死霊館」とか「エクソシスト」とか「スリーピー・ホロウ」みたいな映画を想像していたけど、全然違った。
冒頭でちょっとキツめな顔をした女の子マリリンが殺される前、バイオリンを弾いている時に首が切れた幽霊が出てくるけど、その時点で「もしかしてこれは駄作映画か…?」って思った。それくらいこの映画の幽霊はホラーメイクをしてる普通の人間にしか見えないし、それにここは遊園地のお化け屋敷か!?っていうくらいめっちゃ幽霊が出てくるからホラーの怖さは一切なかった!殺された人が普通にその辺歩いてるし、殴ったり払いのけたりできるからゾンビみたいになっててよくわからない。序盤から色んな幽霊が出てき過ぎて、お前は誰なのよ状態だし。マリリンも普通に殺しに来る幽霊になってるのは逆にびっくりしたけども。笑
猫を煮込んでるっていうシーンがあったけど、ただのぬいぐるみにしか見えなかったし、猫なのかもわからなかった。全体的にチープなのがギャグにしか見えなくなっちゃってるね(/・ω・)/
探偵が主人公だと思ったけど、登場した瞬間に「あっ、コイツ主人公じゃないし、絶対死ぬキャラだ」ってわかった。笑、それでも真の主人公であるダリアと協力して何かしら活躍を期待していたけど、捜査らしいことは一切してないし、存在価値がなかったのはなぜ…。探偵がすべきことを全部ダリアがやってるっていう。
突然消えたり現れたり、血のバスタブから出てきたり、池や絵の中から出てきたりで幽霊の出現の演出は色んなパターンがあってそれは面白かったし、殺し方も色々考えてるなぁって思うけど、結局どれも別にあんまり怖くないという…。個人的にひぇぇってなった虫を体内に入れて殺すやつとか、カクテルに毒を入れるっていう殺し方は「幽霊なのにそんな殺し方!?」ってなったよね(・ω・)笑
ラストのシーンの脱出できたのか!?っていう所で切って、3年の月日が経った寮にいる幽霊になってしまった人たちの中にダリアもいるっていうオチは不気味で好きだけど、結局中身が微妙過ぎて最後だけじゃ取り戻せないし、監督らが「この演出センスあるくね?」ってドヤってそうなのが目に浮かぶ…(・ω・)笑
エロ要素も下着姿が少しあるくらいだし、演出は頑張って色々考えたのは伝わるけど、全体的に面白みもない雑でチープなホラー映画。
ただ、この映画にも良い所がある!!!!
主人公の生意気な新入生のダリアが可愛いこと!!!!
好みは分れそうな感じはあるけど、まるっこくて個人的に凄く好き!笑
なんであんな意味わからん上下関係が厳しくて、楽しくなさそうで性格の悪い先輩がいる女子社交クラブに入りたいのかわからないし(社交クラブってのがそもそもよくわからないけど…)、寝たばこで寮を全焼させたし、性格も生意気だし、変な所で正義感出すし、忍び込んでおいて呑気にゆっくり部屋を漁ってるし、ビッチ感凄いけど、可愛い。それがこの映画を観て良かった唯一のこと!
映画自体は面白くはなかったけど、ダリアのことはずっと観ていたかったし、退屈感は不思議となかった気がする。たぶん音痴な歌でも好きな女の子だったら聞ける!っていうのと同じ(*'ω'*)笑
めちゃくちゃ可愛くてダリア役のアレッサンドラ・トレサーニの出演してる映画を観たいなと思った!もっと良い映画に出てると良いな…笑
【評価】
アレッサンドラ・トレサーニが可愛いだけの映画。下着姿が観れるのも貴重かもしれない!映画自体はよくある雑でチープな3流ホラー映画だったのは残念。
女子寮のこととかローズマリーの過去とか正体とかはそのままでいいから、約束のネバーランドのイザベラとの探り合いのようなローズマリーとの緊張感のあるストーリーをメイン路線にして、それに幽霊のホラー要素を加えて、どちらかというとゾンビに近い人間感のある幽霊がわんさか出てくるようなチープなホラーではなく、ハラハラさせられるようなローズマリーとの対決をメインの本格的なホラーにしたら面白そうだなぁと思った。
★★☆☆☆