麦わら映画日和。

まったり映画を観ていこー!!

【映画】ドント・ヘルプ【感想/あらすじ/ネタバレ】

《あらすじ》

ある夜、強盗の三人姉妹は上院議員の家に侵入し、彼が賄賂で受け取ったお金を盗もうと計画する。首尾よく議員夫婦を椅子に縛り、お金を手にしようとするが地下から奇妙な叫び声がするのを耳にする。夫婦はその子を解放しないでと頼むが、囚われていた少女を助けた瞬間から恐怖の一夜がはじまる…。

 

 

久しぶりにサメ映画ではなくサスペンス映画!聞いたこともない映画だけどあらすじを見るとホラー映画っぽくて面白そう(*'ω'*)

Amazonレビューも41件と少ないからマイナーな映画なのかもしれないけど、そういうあまり知られていな映画の中なら良作を見つけ出すのも楽しいんよね~!!ってことで観ていこー!!

 

 

《ざっくりストーリー》

その少女は夫婦の娘のタマラ。幼いころに虐待を受けていた姉妹はタマラは虐待を受けていると思い、保護して病院に連れて行こうとする。しかし、少し目を離した隙に車椅子に乗せたタマラはいなくなっていた。

手分けしてタマラを探す三人。しばらくしてタマラが見つかったが、首を吊った強盗の三姉妹の一人アニータの姿が見つかる。

夫婦にはディエゴという息子もいたが、アニータ同様自殺してしまったという。実はタマラにはその人の心の中にある弱みを見抜いて弄ぶ、精神攻撃に優れた悪魔が憑りついていた。元々複雑な家庭環境だった三人姉妹は、いともたやすくタマラによって精神を破壊されてしまい、二人が自殺へと追い込まれてしまう。

解放された夫婦は悪魔祓いを頼んでいた祭司と共にタマラの中にいる40軍団の長と名乗る超強力な悪魔を払おうとするが、実はタマラの中にいる悪魔は病気の娘を回復されるために夫婦が自ら呼び出した悪魔だった。悪魔の手によって残った三姉妹の一人マリアを殺そうとした夫を殺し、自らも自殺した奥さん。悪魔の攻撃にやられそうになりながらも祭司とマリアはタマラの中にいる悪魔を消滅させることに成功する。タマラは無事元の意識を取り戻し、安静の為に病院に送られ、マリアは帰路に着いた。家でテレビをつけると、バチカンの新教皇の式典がやっていた。そこに映っていた新教皇はあの祭司で、マリアはその祭司にタマラに憑いていた悪魔が憑いていることに気付く…。

 

 

と、まぁ結局悪魔はいなくなっていなかったどころか、一番やばい人に憑いちゃったよ!!っていうエンドにはちょっとゾッとしたね…。

最後にマリアが恨みのある父親を殺さずに許すことで消えたあの人影。終始出てきていたけど、あれは悪魔なのかそれとも人の心にある闇的な存在なのか。

この手のジャンルはたまに見ると面白いよね!ってことで感想!!

 

《良かった所》

まずはやっぱり最後のゾッとさせる演出が好きよね!ジャンルがサスペンスということで一見ホラーっぽい雰囲気がありながらも、怖いとかびっくりするような場面は一切なし。お金に困ってる三姉妹が強盗に入って悪魔と出会ってしまい直接手を下すわけではないけど殺されていくと。その姉妹にも辛い過去があり、その悪魔自体も夫婦によって呼び出されたものだったりで、結構設定が面白いし、凝ってるなって思った。

ストーリー展開も綺麗に出来てて、雑な所は感じられなかった!悪魔もめちゃくちゃな力を使うようなやつじゃなくて、その人の過去をえぐって、あくまで精神的に追い詰めていく感じが個人的には好きだった!

 

 

《微妙だった所》

つまらなくはなかったんだけど、そんな面白くもなかったってのが正直な感想。いや、面白くなかったというか少し盛り上がりに欠けたかなって感じ。姉妹を追い詰めて殺してく感じとか夫婦が一気に死んだとことかすごく展開としても良かった所はいっぱいあるんだけど、観終わった後に余韻として残るものは全体を通してあまりなかった感じ。

別にこれといって悪いところっていうのが特にないから、個人的にこの感じの映画があまり好みではないだけかもしれない!

 

 

《まとめ》

簡単に言えばエクソシストの話で、そこに偶然巻き込まれてしまった三姉妹の話って感じ。だいぶ昔の映画『エクソシスト』は観たことあるけど全然面白くなかった記憶があって、この映画の方が面白いと思う個人的には。万人受けする感じではないと思うけど、ホラーとは違った、小説を一冊読んだような感じの映画が好きな人にはいいかもしれない!

全然悪くなかったんだけど、そんな面白かったとは言えないこのラインの映画は難しい…(・ω・)笑

 

★★★☆☆

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