【映画】人間vsワニ！！マンイーター【感想】

【ストーリー・ネタバレ】

オーストラリアの世界遺産カカドゥ国立公園にある野生のクロコダイルが見られるライアンのリバークルーズの取材に来たピート。ガイドのケイト・ライアンと乗客９人は凶暴な入り江ワニや大自然の景色を堪能し、のんびりとクルーズ船での時間を過ごしていた。ツアーは順調に進み、帰路に着こうとしていた。すると道中で遭難信号を発見する。反対声も上がる中、上流に行き探すことに。遭難信号が出されたと思われる場所に着くと、そこには転覆したボートがあるだけだった。
引き返そうとした瞬間、クルーズ船がワニに襲われ穴が開き、転覆してしまう。なんとか近くの小島にたどり着いたがそこは満潮になると沈んでしまう小島だった。満潮と日の入りが迫る中、水辺に近づいた乗客の一人が食べられてしまう…。

そこへ地元の若者ニールとコニーがケイト達の所に来たが、そのボートもワニによって沈められてしまい、コニーが次の犠牲者となってしまった。
救助も来ないまま夜になり途方に暮れる中、ニールが泳いで向こう岸に行き、木にロープを張り、みんなはそのロープをつたって向こう岸に行くことを提案する。とても危険な行為だがニールは無事向こう岸に渡りロープを張ることに成功する。これで水に入らずに渡ることが出来るのだが乗客の女性がロープを渡ろうとするも怯えてしまい途中で止まってしまう。刻々と満潮の時間が迫る中、慌てて冷静さ失い、まだ一人目の女性がロープで渡っている最中にもかかわらず無理やりロープで渡ろうとし、重さでロープを結んでいた木が倒れ作戦は失敗してしまい、静かに近寄って来ていたワニにニールが食べられ、さらに慌てた乗客の一人がみんなの目の前で食べられてしまう。

 満潮まで30分と時間が迫る中、罠を仕掛けその隙に川を渡ることに。ワニが罠に掛かり、その隙にみんな川を渡り切り、少し遅れたケイトはワニに水の中に引きずり込まれいなくなってしまう。その時ピートはみんなとはぐれてしまい後を追っていた。朝になってもなかなか合流出来ずにいた所、犬のケビンがワニの巣穴にいたケイトを発見する。
ワニに噛まれ血だらけであったがまだ生きていたのだ。そこへワニが戻ってきて犬のケビンが食べられてしまう。ピートは咄嗟に隠れ、眠る巨大ワニにばれないようケイトを抱えたまま逃げようとするが気付かれてしまう。指が喰いちぎられ、フラフラになりながらもなんとか巨大ワニに木を刺し、殺すことができた。そして巣穴からケイトを連れ出し、はぐれた乗客達と合流、無事に救助された。

【感想・レビュー】

アナコンダのワニ版！ただこっちは特に不死の花のエキスで～みたいなことはなく、ただなんかデカいワニ。観終わった直後の感想としては物語にそんな変なところはなく、B級映画にしてはCGもマシなほうだと思う。すごい悪いってわけじゃないんだけど、特に面白さもないと言ったところ。

興行収入は460万ドル！うーん、続編はなさそうかな…笑

巣での巨大ワニの迫力とかは良かったと思う。結構本物のワニっぽい動きもしてたし、尺がなかっただけにあっさり死んだけどあのハラハラする感じは良かった！ヘビにはない迫力があるよね！！

ただそのワニの迫力を活かせなかったのが残念かな。ワニにクルーズ船が転覆させられて、小島に行き、そこからほぼ展開が進まずに最後にワニの巣で戦う展開があるだけ。もっとワニと絡んでほしかったなぁ。ヘビじゃなくてワニという設定上、川から離れると話が終わってしまうからなのか別に安全じゃないだろってくらいの小さい島で夜まで過ごし、襲われるハラハラ感とか一切なく、ロープの作戦も結局誰も渡れてないし何だったの感がすごい。物語の都合で向こう岸に渡った後みんないなくなっちゃうのもおかしいしなぁ。罠に掛かってからライフジャケットを着出して、早く行けと言われてるのにみんなに声援を送り、みんな渡り切り泳いでるのに早く行って！って顔出してゆっくり泳ぐケイトには呆れてしまったけど(＾ω＾)

あとは乗客のキャラが特になくて名前もわからん。カメラ好きの男はたしかサイモンだった気がする（たぶん）。そのくらい特に目立ったキャラもおらず、癖のある人はいなかった。悪ガキ風に登場したニールの主人公感が強くて良かったのにあっさり喰われたのは悲しかったし、もったいない気がしたなぁ。というかニールを主人公にして、もっと逃げ惑うハラハラドキドキするような展開を作ればいい感じになったと思う。

最初のハエを入れるおじさん好きだったし、ダラダラ展開さえなければアナコンダのようになれたんじゃないかな。

というかマンイーターの広告画像見たら絶対ニール主人公やんけ('ω')

【評価】

★★☆☆☆