麦わら映画日和。

まったり映画を観ていこー!!

【映画】土に埋められる人々!エンドレス・フィアー【感想/あらすじ/ネタバレ】

《あらすじ》

二人の子供を持つリンダは薬物所持等の疑いで逮捕され、育児放棄の疑いもあり二人の子供も国が保護されることになってしまう。それでも薬物使用を止められず、絶望の中街を彷徨っていたある夜、一台の車に連れ去られ森の奥地にロープで繋がれ置き去りにされてしまうリンダ。そのリンダの周りには複数の人が棺桶に入れられ地中に埋められていた。空気口となるパイプからリンダに救いを求める声が聞こえてくる。そこにジャスティスと名乗るリンダを誘拐、そして人々を地中に埋めた男がやってくる。彼は善人と言いながら悪事を働いた者を地中に埋めて戒めとして裁いているのだと言う。そして彼はリンダに地中に埋められた人の中で誰か一人を選ぶことを要求する。当然そんなことは決められず、見かねた彼はリンダの目の前で一人のパイプを引き抜くのだった…。

ある日彼はとある公園にリンダを連れて行った。そこには保護されたリンダの二人の子供が元気に遊具で遊んでいた。子供と一緒に居たい、それが今のリンダの一番の願いだった。

恐怖が続く絶望が続く中、リンダはこの窮地を脱することができるのか?

 

 

と、まぁあらすじはこんなところ(*'ω'*)

2014年の映画で、薬やっててお金もなくて素行も悪くて荒れてる母親なんだけど、サイコパスな正義の鉄槌マンに囚われてしまったサスペンスな物語。主人公のリンダは生き埋めにはされないから生き埋めの恐怖感とかを煽ってる感じではなくて、誘拐監禁事件って感じ。

Amazonレビューだと45件で★2.9と微妙な感じ。まぁ妥当な所かな。

 

 

《良かった所》

オチがちゃんとしてて、「あー!!そういう事だったのか!全てが線で繋がった!」ってなって途中ちょっと退屈感もあったけど観終わったらちょっと満足感ある。

誘拐した正義の鉄槌マンの目的とかリンダが警察に話しても『人々が地中に埋められてるって証拠がにないと捜査できないなぁ』とか言った時は「なんだそれ⁉」って思ったけど、それもちゃんと解決した!

結末的にもハッピーエンドだし、映画の出来的にも終わり良ければ総て良しとはこのことだなって感じ(*'ω'*)

 

 

《微妙だった所》

そこまでタイトルのような恐怖は感じられなかった。正義の鉄槌マンをもっとイカれた感じにして恐怖を煽って良かったんじゃないかなぁ。これからどうなるんだ的な感じとかサスペンスのドキドキ感が欲しかった。

終わり良ければ総て良しって感じだけど、そこに行くまでの道中の退屈さというか微妙な映画にありがちな雰囲気というかそういうのが漂い過ぎてて勿体ない。リンダがやってることも単調だし、正義の鉄槌マンも何がしたいのかよくわからなくてドキドキ感もないし、ラストに持っていくまでの下準備をもっと頑張ってほしかった。宣伝文句でもあんだけ『誘拐+監禁+生き埋め!極限まで追い詰められた者たちの恐怖!』とか煽ってるんだからどうしてもそこに期待をしてしまう。

 

 

《まとめ》

特に感情移入とかもないし、サスペンス要素は多少ありつつも途中でダレるから「なんかつまんないな」となりかけるんだけど、ラストをしっかり締めくくるから憎めない良さはあるかもね!サスペンスなのにほっこりする!他の人と映画観終わった後の会話は割と弾みそう!笑

ちゃんとラストを用意してるなら、あそこまで荒れた設定にせず、かつ途中のストーリーをもっと引き立たせてくれたらかなり良作になったと思う。

 

是非ネタバレを検索せずに観て欲しい(*^-^*)

 

★★☆☆☆

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